2016年度 卒業生のこれから②

日本体育大学 トライアンファントライオン
重本 健太 【Kenta Shigemoto】 #
体育学部 体育学科 スポーツ教育領域 4年生
神奈川県立岸根高校出身

《そして日体大へ…》
重本は高校時代、「社会科教員」になりたかった。
アメフトをプレーするのは高校まで。
大学でプレーするつもりは無かった。
そのとき、神奈川選抜試合で日体大の監督が声をかけてくれた。
「正直言うと、『自分に?』と思いました。」

自分をプレーヤーとして必要としてくれる大学があることが嬉しかった。それに加えて、重本の父親も日体大でアメフト部に所属していた。
それらが大学フットボールに興味を持つきっかけであった。
教員という道が「社会科」か「体育科」か、どちらなのか。
気持ちが日体大に向くのに時間はかからなかった。

《自分の「役割」とは》
高校時代からクォーターバック。
戦術を考え、それを皆に伝え、遂行する司令塔。
「自ら考えることは特に好き。チームをまとめて、同じ方向を見る組織にすることを心がけていた。」

大学入学後、部員数や技術レベルの高さには驚かされたが、
自分が試合に出ることを最優先に考えて、練習に励んだ。
大学3年次、1学年上の先輩クォーターバックを中心に
チームは動いていた。
当然自分の技術を向上させて、先輩を追い抜こうとしていた。

しかし現実はうまくいくことばかりではない。
「自分には他にチームの勝利に役立てることがあるのではないか」「チームが勝つ為に自分の役割は何なのだろうか」と考え始めた。

大学4年次。チームは2年生クォーターバックを中心に動いていた。
前年から薄々気付いてはいた。
コーチが戦術について相談するのは自分ではなく、その後輩だった。

ラストシーズン。受入れがたい現実に直面した。
しかしチームが勝つ為に、現実を受入れた。
そして自分の役割と、貢献する方法を考えた。
自分が得意なこと。それは考えることだ。
対戦相手の戦術を理解・分析し、それをチームメイトに伝えること。
下級生に戦術やポイントを解説し、
チームをサポートするために自分の役割を遂行した。

残念ながら結果は伴わなかった。
しかし、入替戦でディフェンスは躍動した。
それは重本が相手のオフェンスを研究し、
練習で真似てプレーしたからだ。
対戦相手のコピーオフェンスが、ディフェンスの好調をもたらした。
チームの大事な勝利に貢献したのである。

《大学卒業後は…》
部活動と平行して、自分の今後の生き方も考えていた。
東南アジアを訪れた際、日本で見られない光景を目の当たりにした。
クリスマスの日、銀行の出口でお金を乞うために待ち続ける子ども達。なぜこのようなことが起きているのか、疑問だった。

キーワードは「教育」だと思った。

正しい教育を受けて自立する術を学ぶ必要がある。
教員として、「教育」を、自分の「思い」を伝えることに迷いはなかった。「しかし、1年で多くても40人の子どもにしかそれは伝えられないのではないか。」
「もっと多くの子ども達に影響をもたらす方法はないのか。」
重本は考え始めた。

「経営者」を変える。そのビジョンを持つ会社に就職する。
経営者が変われば、社員が変わる。
社員には家庭がある。その子ども達に伝播する。そう考えた。

《その先に…》
いつか日体大アメフト部に戻り、
そこで学んだ「組織改革」を担って欲しいと思っている。
重本にしかない目線で、正しい組織を創って行く。
いつか一緒に、そんな風に関われる日を楽しみにしている。

組織には様々な役割がある。
与えられるのを待つのではなく、自ら担い、責任を果たしていく。
アメフトにおいて、最も大切なことはチームの勝利だ。
フィールドでプレーすることだけが役割ではない。
スマートなチームになるには、
彼のような存在が必要だと我々は考える。

我こそはと思う、君の入部を待つ。

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